私は幽霊と会うことがあり、主に寝ているときに金縛りという形で出会うことがあります。生霊と分類されるモノを含めると、系4回ほど会ったことがあります。
一回目は私が幼稚園生の時に生霊を見たことがあります。私はよく覚えていないのですが、母の従妹の事を、好きで好きで堪らない男性が、フッと悲しそうな顔しながら出てきたと、私は言ったそうです。
二回目は、夢の中で曾祖母が現れ「戸締りには気をつけなさい」と言って消えていく夢でした。あまりにもリアルでしたし、ただの夢にしてはメッセージ性がありすぎるなと感じています。
三回目は、私が予備校に通っている時代にあったことです。寝ているときに、急に体が金縛りにあい、目も空けられない状況になりました。そして目をつぶっているにもかかわらず、目の前にイメージが湧いて出てきました。
それは無数の手が、天に伸びていき、おそらくその手の一つ一つから「助けて、助けて」と囁くのです。私の通っていた予備校は、新宿の歌舞伎町の近くで、その予備校が建つ前の建物はストリップ劇場だったそうです。霊感があるのか分かりませんが、昔から勤めている先生に「非常階段を使わない方がいい。あそこには霊がいるから」と言われてました。
実際私が非常階段を使った、その日の夜にみたのであながち間違いではないと思います。恐らく、女の人達の無念な霊などが集まっていたのではないでしょうか?
四回目に関しては、また曾祖母の話なのですが、普通に楽しそうにしている光景でした。それから一度も会っていないので、無事に天に帰っていったんだと思います。
私は、「人は死んだ後、満足して成仏するか、またはそのまま現世を彷徨ってしまう」ということを信じています。私はかなりスピリチュアル的なことをする、整体師さんのところに、新幹線を使って赴いたことがあります。
その人の所は霊体供養をしてくださるのですが、私の曾祖母は迷わず天に帰っていたのですが、曾祖父の方は現世を彷徨っていたそうです。今考えてみると、曾祖母は孫である私の母以外には見捨てられ、経済的にも苦しく、借金取りに追われるような生活をしていました。
私の母もあまりに辛すぎて自殺を考えたことがあるようですが、曾祖母が悲しむ姿を思い浮かべ、踏みとどまったようです。そして曾祖母は最後、意識をスッと無くし階段から落ちて亡くなりました。どうやら意識は完全になかったようで、痛みも感じず亡くなったそうです。
彼女は最後まで「孫と曾孫と暮らせて、私は幸せだ」と言っていましたし、私も彼女に愛情を持って育ててもらったと思います。それに対して、曾祖父は浮気ばかりし、いろいろな人に恨みを買ったのか、会社を倒産させ、そして亡くなりました。愛さなかったが故に、後悔や何とも言えぬ無念が原因で彷徨っていたのではないかと思います。