スピリチャル、霊性、輪廻転生について書きます。この世には、人間には計り知ることのできない宇宙の法則が働いていると感じます。
身近な例としては、自分の周囲の環境は自分を映し出す鏡であることや、自分の口から出た言葉は何れ自分に跳ね返ってくるといったことからも分かります。
具体的には、自分の回りの人が自分を理解してくれないとか、他人が自分の理想通りに動いてくれないと嘆く人がいます。その場合、その人の相手に対する理解が不足していたり、相手のために愛情に基づく行為を行っていなかったりすることに原因があることも多いと思います。
また、口に出した言葉は巡り巡って自分に帰ってくるという事象も、見逃せない宇宙の法則だと感じます。
大和は言霊のさきはう国といわれるように、日本語には一音一音に特別なエネルギーが存在するといわれ、良い言葉を発すれば自然に豊かに幸せになり、逆もまた真なりと思います。
たしかに、上質な人生を生きている人は、言葉を大切に扱い、相手が幸福感を得られるような前向きな愛ある言葉を選んで使っています。例えば、皇室の人々の思いやりに満ちた言葉には品格があり、風貌にも慈愛が漂っていますし、一般の人でも、美しい言葉を使う人には、穏やかさや懐の深さが感じられて魅力的です。
宇宙の法則に従って幸せになろうと望むなら、まずは自分が相手に心から喜んでもらえる言動を行うことが、良好な人間関係を築くためのスタートになると感じます。
もしそれでも、相手や周囲の人々が、傲慢でエゴに満ちた行為や道徳的に理不尽なことを繰り返すのなら、そのような人や環境とは離れる縁であったと考えれば、幸福な人生観が持てるのではないでしょうか。
そもそも、人には魂のレベルがあり、この世は、霊的に誕生したばかり人と、一定の霊的進化を遂げた人が混在しているので、波長や会話の合わない人に無理やり自分を同調させようとすると、自分の魂を傷つけ生きる意欲を削がれてしまうことさえあります。
多種多様な魂がぶつかり合うことで、切磋琢磨し霊的向上が行われるとも言われますが、自分の健全な魂があってこその人生ですので、まずは自分を幸せにすることが第一であると思います。
さらに、ある程度の霊的進化を遂げた人は、非常に繊細で微かな波動を持つようになり、宇宙大元の波長と同調しやすくなります。その結果、創造主の愛を受けやすくなり、この世の富や豊かさにも恵まれるのではないかと思います。
高い魂の人は、日常で荒々しい波動を出している人と出会うことは自然に消滅してゆき、もし出会ったとしても迎合する必要性を全く感じないのではないでしょうか。
よく富裕層は仲間同士で情報を共有し、大衆にその情報が届くことはない、といわれますが、そのことの一端を象徴しているように思われます。
パラレルワードという概念からも理解できます。類似の例えとして、時代が進むと魂の次元の異なる人同士は、それぞれ別々の列車に乗車して生きるようになり、違う列車に乗った人同士は出会えなくなる、ということを読んだことがあります。
個人的にも、違う列車に乗ったのだなと感じる人とは、親戚縁者であっても音信が途絶えるようになりました。21世紀に入り、スピリチャル面では物から精神の時代に移行したといわれますが、個々人の霊性や内面性に光が当てられる時代の趨勢は、今後も加速してゆくのではないかと考えています。