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神のお告げを聞いたジャンヌ・ダルクはフランスでは聖女、イングランドでは魔女と言われた

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さきほど、ステップ1の内容を学ばせていただきました。ミッドα波やコンフォートゾーンなど、初めて知る知識や概念で今までよりも視野が広がった気がします。ステップ2を学ぶまでに何度も読んで更に深く理解したいと思います。ありがとうございます。

 

今回の話題についてですが、私はそういった分野に疎く、松田さんの参考になる話ができるかどうか不安です。ですが、何とか頑張りたいと思います。

 

書いているうちに、また長くなってしまいました。すみません。適当に読み飛ばして下さい。本当に奇跡のようなことが現実にあったということだけでも伝えることができたなら幸いです。

 

私は歴史が割と好きで、よく本やネットなどで歴史上の出来事や人物について調べたりします。歴史というのは大体が時の勝者によって作られるもので、歴史書や記録では権力者や英雄を神格化するために誇張や嘘、トンデモ記述だらけです。

 

なので私もそういう記述が現れるたびに「へー、スゴイナー(棒)」と話半分で読んでいるのですが、そんな中でも、15世紀のフランスに現れたジャンヌ・ダルクだけは認めざるを得ません。彼女の場合は、味方であるフランス、敵であるイングランドどちらにも公的で詳細な記録が沢山あるため、彼女が実在したことは客観的に見て確実です。

 

ジャンヌ・ダルクは現在は教科書に載るほど有名で、一般的には神からお告げを授けられてフランスを救ったが、最後は火あぶりにされてしまった悲劇の少女だとされています。

 

ジャンヌの人生はあまりにもドラマティックなので様々な文芸の題材として扱われ、最近ではリュックベッソン監督の映画が公開されています。

 

そして最近のジャンヌ解釈は、彼女は脳に障害があり精神病であったとか、誇大妄想家であったとか、そういう現代科学の常識に根差したものが主流です。多分彼女が本当に聖女だったとか言うと、学者やインテリ仲間から馬鹿にされるのでしょう。リュックベッソンの映画もどちらかというと、現代的な解釈で作られたものでした。

 

ジャンヌを誇大妄想家の精神病患者だと貶すことは簡単なことですが、仮にそうだとしても、ジャンヌ・ダルクが歴史に及ぼした影響というのは凄まじいものがあります。ちゃんと記録に向き合った者なら、一人の精神錯乱者が偶然に有名になったと考える方がよほど難しいです。

 

まず、ジャンヌはフランス東部のドンレミ村という田舎に生まれた農民の娘でした。貴族の娘ですらなく、何の教養もありません。当時は小学校すら無いので、本当に何も知りません。彼女は読み書きが出来ず、自分の名前のサインしか書けず、戦争中に何か記録を残すときは口述筆記で誰かに書いてもらいました。

 

人と違うところといえば、少しだけ熱心な信仰ぐらいで、教会で牧師の話をよく聞いていた程度のものです。そんな平凡な少女が17歳のある時、突然領主の元に向かい、神からお告げを授かった。シャルル王太子を戴冠させるためフランスにお連れするから、王太子の所まで自分を連れて行ってほしいと言います。

 

当時の歴史背景を簡単に説明すると、当時のフランスは百年戦争の真っ最中で、すぐ北の島国イングランドに滅ぼされる寸前です。フランスという国が地図から無くなる寸前でした。

 

シャルルは血筋的にフランス王の正当な後継者でしたが、土下座外交した父王のせいなどもあり、イングランド王が調子に乗ってフランス王まで名乗っている始末でした。

 

つまりシャルルは自称王子の、実質逆賊です。でもイングランド王もまだ完全にフランス王を名乗れるわけではありませんでした。フランス王に正式になるためには、パリの近くにあるランスという街の大聖堂で戴冠式をしないといけないという決まりがあったからです。

 

イングランド王もフランス本土上陸は危険だから躊躇していましたが、シャルル派はどんどん南に追い込まれていて、それも時間の問題でした。

 

だからジャンヌはシャルル王太子をランスまで連れて行って戴冠式を行い、シャルルを正式に王にさせると言いました。そうすれば大義名分はシャルルにあり、フランス中の日和見している貴族もシャルルに味方してイングランドに勝つことができます。

 

なぜ無教養の田舎娘がこんなことを思いつくのでしょうか。かなり不可解です。無教養な精神病患者ならこんな芸当は不可能です。シャルルの母親や側近による自作自演だという説がありますが、常識的に考えてどこの誰が字も書けない無教養の人間に、わざわざ聖女の真似事をさせて国の命運を託すのでしょうか。

 

それならそこら辺の見目麗しい利発な貴族の娘を使うはずです。しかも実際は、シャルル側や教会も最初ジャンヌを気狂い扱いし、かなり慎重な審理をして聖女か魔女かと揉めていました。全然一枚岩ではありません。

 

最終的にシャルルの側近たちがジャンヌは政治的に利用できると考えて、彼女にシャルルに信頼してもらえるよういくらか吹き込んだのはほぼ間違いないですが、まずジャンヌが自分の意志によって行動を起こしたことはほぼ確かです。

 

いざシャルルに信頼されるとジャンヌは、フランス歴戦の領主たちの連合軍と共に、オルレアンという街の砦を奪還しに行きます。この間の行動は省きますが、とにかくジャンヌの行動がかなり合理的かつ勇敢です。操り人形にそんな勇気があるはずはなく、精神病患者であれば戦場で合理的に動けるわけがありません。無教養の田舎娘であれば、言わずもがなです。

 

百年戦争の間、自分の領土のことばかり考えて全く纏まらなかった領主たちの連合軍もジャンヌの勇敢な行動や、演説を聞いて士気が上がりまくり、今までの劣勢が嘘のように連戦連勝を重ねてオルレアンを奪還します。

 

それを聞いたシャルルもいよいよ腰を上げて、自らランスまで進軍し戴冠式を行い、正式なフランス王シャルル7世となってイングランドとフランスの形勢が完全に逆転します。この瞬間に、そのあと600年経った現在まで続く西ヨーロッパの形がほぼ決まりました。ジャンヌがいなかったら現在は、イギリス連合王国の領土はフランスまでを含んでいた可能性があります。

 

しかし人間というものは自分が安泰になると急に保守的になるもので、王になったシャルル7世はもう戦争なんて続けたくなくなります。有利なうちにとっとと停戦して自分がフランス王であることをイングランドに認めさせて、安心したいわけです。

 

となると自分の奪われた領土奪還のために戦争を続けようとする主戦派の領主らが邪魔です。そしてそういう領主が旗印に利用する可能性があるジャンヌも邪魔になってきます。

 

ジャンヌはフランスまでシャルルを連れて行ったあとは褒美をもらい、そのまま故郷に帰ることが出来ました。しかしそうせずに、フランスのために戦い続けることにします。シャルルに軍を貸すよう頼むが断られ、ジャンヌを慕う義勇兵と共に戦地に赴いていきます。

 

シャルル派が自作自演でジャンヌという存在を作ったなら、シャルルに逆らってまで戦い続ける意味が分かりません。ジャンヌは本当に自分の意志でフランスを救おうとしていたと思います。

 

しかし、この辺りからジャンヌは次第に精彩を欠いていきます。周囲にもう最近は神のお告げは聞こえないと漏らしたりします。実際、ジャンヌの証言によると彼女が受けたお告げはランスまでシャルルを連れていくことまででした。その先はありませんでした。だから彼女は何をすべきかさっぱり分からなくなったのでしょう。まるで天から見放されたようになります。

 

戦場では次々に負け、最終的に味方の裏切りで捕らえられ、イングランドに引き渡されます。当時は捕虜は良い金づるで、身代金さえ払えば簡単に返してもらえました。フランスはこの間に、身代金を払ってジャンヌを救うことはできたのですが、シャルル7世はそうせず、イングランドが身代金を払って彼女を引き取りました。シャルル7世は彼女が目障りであったためだと思われます。

 

何度も繰り返しますが、もしシャルル派が作った自作自演の偽聖女であれば、そのことをイングランド側の裁判で全てばらされる恐れがあります。そうすればシャルル7世の信用は失墜するので、シャルル7世は何としてもジャンヌを救出するか、もしくは口封じに殺すはずです。なのでジャンヌは傀儡ではないと思います。

 

フランスでは彼女は聖女でしたが、イングランドでは彼女は魔女でした。イングランドを敗北させた敵国の魔女というわけです。まず神のお告げを聞いたなどと言ったことに対する罪を問われます。田舎娘が神のお告げなどを授かってしまったら、教会の権威など何の意味も無くなってしまうからです。

 

その他にも男装しただとか、色々な罪にも問われジャンヌは宗教裁判にかけられます。裁判といっても、イングランドの息のかかった街の教会での裁判なので完全な出来レースで公平性の欠片もありません。字すらまともに書けない田舎の農民の娘に対して、神学校で神学を修めたインテリの神父たちが裁判官となって信仰について詰問するという、およそ勝ち目のないものでした。

 

ヨーロッパ人の記録を残す熱意というのは感心するもので、当時の実際の裁判記録が現存しています。その記録を書籍化して解説したものなどもあります。それを読んでみると、ここでも非常に不可解な事実が分かってくるのです。

 

ジャンヌは裁判の中で、司教たちの質問や追及に非常に理路整然と反論し、論破している感すらあるのです。司教はジャンヌが異端と認定されるように神学上の引っ掛け問題の罠の質問を沢山するのですが、ジャンヌは全く引っ掛かりません。

 

しまいには判事である司教側の中にも、彼女は本当に聖女でもし処刑すればそれこそ大変なことになるのではないかと考えるものも出始め、イングランド側も焦ってきます。

 

最終的には彼女に同情的な良識派の司教もいたおかげで、彼女は処刑寸前に罪を認める代わりに一生幽閉される、いわば終身刑に減刑されることになります。司教は何とかジャンヌの命を救うために、ジャンヌにペンを持たせ、罪を認める誓約書に無理やりサインさせました。この裁判記録こそが、ジャンヌが精神病患者でなかったことの証拠であると思います。

 

では結局ジャンヌは何で処刑されたのか。男の服を着た罪です。幽閉された後、ジャンヌはイングランドの差し金で強姦・暴行されたか、されかけます。おそらくドレスは破られ取り上げられたため、着るものがなく仕方がなく代わりに置いて行かれたであろう男物の服を着たためです。

 

何もない独房の中でどうやって女物の服から男物の服に着替えられるのでしょうか。イングランドはジャンヌを何としてでも処刑したかったのでしょう。

 

いわば死刑の執行猶予中だった彼女の処刑は確実なものになり、彼女は火刑に処されました。ジャンヌが死んだのは19歳の時、彼女が行動を起こした時は17歳だったのでたった2年の間の出来事でした。

 

私はキリスト教徒ではなく、まったく神学の知識もなく、ジャンヌが神のお告げを聞いたかどうかは分かりません。ただ、信頼性の高い記録に裏付けられた彼女の人生の足跡を見ると科学や常識だけでは説明のつかないものを感じます。

 

ジャンヌが神のお告げを本当に聞いたにしろ、そう思い込んでいたにしろ、記録が示す限りは17歳のあるとき、彼女自身の中にその後の世界の命運を変えてしまうような力を持った信念が存在し、実際に彼女を突き動かしたことだけは確かです。

 

本当に不思議な話です。彼女について考えると、人間の可能性の偉大さというものを感じずにはいられません。

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